戴冠式前夜

頂きを目指す彼等の背中

幾久しく幸多かれと祈ります


 皆様明けましておめでとうございます。新年も宜しくお願い致します!
 コメント返信出来ないままなのですが、また後程させて頂きます、すみません><

 今更ですが2016年になったので、昨年の髙木くんのまとめを勝手にしようと思います。個人的なことも含めて私の2015年まとめ!

 兎に角言いたいのはJUMPの成長が凄まじかった、ということです。本当にただただこの一言に尽きます。
 伊野尾くんの人気爆発に裕翔くんの映画やドラマラッシュに山田くんの新境地グラスホッパーに有岡くんのバラエティ力開花に光くんのMCとしての安定感。
 JUMPとしては発表の際に心にあった「JUMPがMCで大丈夫なのか」と言う不安を吹き飛ばしてくれた24時間テレビに初単独カウントダウンコンサートに初の全員での冠番組。毎日がJUMP事に溢れて、楽しく充実した一年でした。

 初の冠番組「いただきハイジャンプ」が始まった頃の私の心境は「どうなるのかな」と言う楽しみ半分不安半分の状態でした。正直にいうと昔の色々が脳裏によぎり全員での冠番組と言うものに疑心暗鬼でした。きっと何時ものメイン所しかピックアップされないんだろうなあ、なんて思いつつ、それでも毎週自担が少しでも見れる喜びを感じていました。
 いたジャン初期の髙木くんは本当に良くも悪くも“普通”のたち位置。ロケにいってもモニター係で「仕事してる?」なんてメンバーから突っ込まれる位の仕事量。それでも髙木くんはワイプに映った時、オープニングやエンディングの少しの時間で本当に可愛い姿を見せてくれていたので省エネな私はそれで満足していました。
 そんな髙木くんのバラエティ力が発揮されたのが「動物園の捕獲訓練回」でした。きっとその頃までのいたジャンスタッフさんの中での髙木雄也は「クールでワイルド」なキャラクターだったんだろうな、と思います。そんな髙木くんが全身タイツで象の鼻や耳をつけて、お世辞にも“かっこいい”姿ではない象の仮装をして、その結果あのVTR。クールやワイルドさはなく、存分にへたれさと面白さを発揮してくれたと思います。
 猿に唾をはかれたり、逃げながら怖い怖いと怯えていたり、伊野尾くんと一緒に汽車に乗ったり。髙木くんファンとしては「ああ、髙木くんだなあ」と思える事も、きっとまだ髙木くんのキャラクターを測りかねていたスタッフさんにとっては新発見だったのではないでしょうか。
 そしてあの動物園ロケからのウェルカムボードロケ。そこでも髙木くんは本領発揮し今やいたジャンセットに毎回置かれている「ゆうや犬」を産み出しました。髙木くん絵が下手なのはファンの間では知られていたことだとは思いますがスタッフさんはまたここで新たな髙木雄也を見つけてくれたのではないでしょうか。そしてバラエティ向きな画力を持ちながらもその純粋さ故に「絵を誉められて泣きそうになる」と言う暴露までされ、徐々にスタッフさんに弄られる髙木くん。髙木くんファンとしてあの企画とチクリメモは「有り難う御座いました!!!!!!!」のオンパレードでした。
 そして、第一回から参加していたものの常にモニター係だった夢なか企画での髙木くんのゴーヤー役の抜擢。その時点で私は「スタッフさん髙木くんの面白さに気付いてくれたのか…!」と感動しました。髙木くん、ワイルドでクールと言われますが本当はああいうの大好きだもんね…ハロウィンの仮装も嫌々いって最後楽しくなって女子高生もしたもんね…と胸が熱くなりました。そしてまた笑いの爆弾と爪痕を残した髙木くん。
 動物園ロケから徐々に弄られ始めた髙木くん、今やリアクション芸を完全に見出だされ、またその純粋さと世間のイメージとのギャップを存分に発揮する場を与えてくれたいたジャン。髙木くんファンとして、こんなに有り難いことはありません。MCでも緊張していることをバラされたり、兎に角弄られキャラとして世間にその髙木くん本来の愛くるしさをプレゼンする最高の場を頂いて私は毎回スタッフさんに感謝せずにはいられません。

 24時間テレビは本当に9人がそれぞれ頑張って、時には支え合って成し遂げた大きな課題だったように思います。
 ファンとしても思わず抱いた「JUMPに早いのでは」と言う不安は、ファンではない視聴者の方がより強くあっただろうと思います。まだまだ世間での知名度もあの時点では決して高くなかったJUMP。そして名前を知られているメンバーでさえも「まだ幼い」と言う印象が色濃いのが、常々JUMPの弱味だと感じて位ましあ。実際にJUMPを追っているファンは最近のJUMPは大人になったと解っていますが世間のイメージは違ったはずてます。だからこそ私は世間一般の目に晒される24時間テレビのMCを任されたJUMPへの風評を踏まえ不安でいっぱいでした。
 しかしそんな私の杞憂を他所にJUMPは最高の時間を届けてくれました。経験や年齢を重ねてきた上でやはりまだ若いJUMPの足りない部分はたくさんあったかと思います。きっともっとベテランの方なら上手く回せた所もたくさんあったかと思います。それでもJUMPは一生懸命、彼らが出来る事を最大限、力尽きるまで発揮してくれたと思います。いつもにこにこ笑って、素直に泣いて、頑張れと応援して、メンバーの絆やJUMPたちの持つ優しさ、純粋さや直向きさは画面越しでもたくさんの人に伝わったと信じています。
 髙木くん、企画が中止になった時の彼が見せた涙と声の震えは未だに胸を打ちます。それだけ必死だった、悔しかった。それでも髙木くんは全てを堪えて視聴者と向き合っていた。髙木くんがいった「自分よりも子どもたちの方が」と言う言葉と髙木くんの行動が何より彼らしくて、本当にこの人を好きでいて良かったと思えました。
 自分よりも周りを大切にする髙木くん、苦手なストンプにも真剣に取り組んで、急遽決まったMCもこなして、最後まで笑顔を見せてくれて有り難う。画面越しにたくさんの感動と楽しさと、喜びを貰いました。インタビューの時「疲れてるのにごめんね」と言う髙木くんが、目線を合わせるために屈む髙木くんが私は大好きでした。

 そして私はもう一つ今年のJUMPの大きな変化として上げたいことがあります。
 例年に比べてテレビの露出が増え個人の仕事も増えたJUMP。しかしそんな中でも髙木くん、圭人、薮くんの個人の仕事は例年通りだったように思います。それでも薮くんはJUMPのボーカルの要です。だから薮くんには歌がある。やはりそこも踏まえて比べると髙木くんと圭人は前に出ることが少ないままでした。そしてJUMPの歌割りの片寄り。smartの頃から格段と曲の雰囲気と歌割りも変化したとは言え、ソロシングルのパート割が少ない二人をもっと前にだしてほしいという思いは常々持っていました。圭人の甘い中音域の声に髙木くんの安定した低音をもっと推してくれたら、とずっと思っていました。
 それでも発表された「キミアトラクション」は予想を裏切らない可愛くてポップなJUMPソングで、そして少しずつラジオで御披露目されて解るパート割に「ああ、やっぱりそこは変わらないんだなあ」と残念に思っていた自分がいます。
 もっと言えば「明日へのYELL」で、主演の裕翔くんメインと言えどともに出演していたはずの髙木くんのソロパートの少なさに抱いた悔しさを思いだして、結局全員推す気はないんだなあと諦めさえ抱いていました。
 髙木くんファンの欲目と言われようと、私は髙木くんの歌はかっこいいと思っていますし心に響く歌を歌ってくれる人だと思っています。だからこそこんなにも歌割りにこだわってしまう。他の人から言われる「髙木くんって歌うまいの?」と言う言葉に「上手いんだけどね…」なんて苦笑いを返す辛さを、もどかしさを後何年持ち続ければ良いんだろうと私は悲観していました。
 CD発売までの雑誌媒体で見るメンバーの「今までと違った歌割り」「新しいJUMP」と言う言葉さえも「そう言いつつも、いつも通りなんだろうな」と卑屈にとってしまう自分が嫌で仕方ありませんでした。
 だからこそ「キミアトラクション」のカップリングを聞いた時の衝撃は凄まじかったんです。圭人と裕翔くんメインの「Shall we?」
、髙木くんと知念くんメインの「NEW AGE」、薮くんと光くんメインの「Chiku Taku」、有岡くんと伊野尾くんメインの「秋、晴れ。僕に風が吹いた。」、山田くんメインの「ignition」。今までのJUMPの中でこれ程の衝撃はありませんでした。
 山田くんを頂点として、有岡くん知念くんメインとしてラップでの光くん、ハモりや重要なパートの薮くん、そして必ずAメロにソロパートこある裕翔くんで構成された変わることの無かった歌割り量や配置が、カップリングとは言えガラッと変わったこと。これこそ昨年口々にファンがいっていた“革命”ではないかお私は思っています。今まで覆されることの無かった場所が覆された驚き、感動、喜び。簡単に表現できる感情ではありませんでした。
 メインを作ることで満遍なくメンバーを前に出せるように構成された今回のカップリング。どんな曲よりも私にとって大事な五曲になりました。

 それを踏まえた上でのカウントダウンコンサート。そして髙木くんファンとしての大事件。あの今まで見た目はどうでもいいとまでいっていた髙木くんが「お洒落に目覚めた」こと。髙木くんファンとし一番の衝撃でした。
 ダイエットしようとしても諦めてしまう髙木くん。美味しくご飯を食べる髙木くんが可愛いから、昔のスレンダーな髙木くんがかっこいいと解っていても諦めていました。髪型も、長くても可愛いし綺麗だけれど髙木くんが一番似合うのは前髪があって外はねのヤンチャヘアだと思っていても結局どんな髙木くんでもいいや、と受け入れていました。そんな髙木くんが、お洒落に目覚めて、ダイエットを始めて、しかも本当に真剣に取り組んでいて。
 雑誌でそれぞれの情報を知り、そこからのMステ。そこには痩せてすっきりしたスタイルの抜群の髙木くんが、前髪を作って外はねセットのふわふわ茶髪の髙木くんが笑っていました。
 髙木くんはかっこいい。本当にかっこいい。あの瞬間崩れ落ちたのは私だけではないと思いたい。髙木くんがかっこいいのは知ってました、可愛いのも知ってました、でももっとアイドルなんだから見た目に気をつかって痩せて、髪型も自分に似合う髪型にして、スタイル良いんだからお洒落してよ、なんて思いはとっくに諦めていました。なのに髙木くんは私が諦めていた全てを漸く叶えようとしてくれている。こんなに、こんなに嬉しい事はありません。
 髙木くんアイドルの自覚ないんじゃない?と言う意見には同意します。何年前かなら私も「髙木くん痩せて!」「前髪切って!」「私服気つかって!」とたくさん文句を言っていました。でもそれももう4年も5年もたつと受け入れてしまうんですよね。「結局髙木くん何しても髙木くんだからいいや」と悟りに入ってしまう。甘やかしてます髙木担。自覚あります、ええ(笑)
 でもだからこそ、衝撃だったんです。
 Mステで髙木くんのかっこよさにやられて、カウコンどうなるの!?とそわそわしていました。そわそわし続けました。あのビジュアルならやばい、と覚悟もしました。

 そして迎えたJUMP初の単独カウントダウンコンサート。
 数年前は埋まらなかった京セラドーム。全ての振り替えが京セラドームにされ、埋まらない天井席にはスカイステージができ、苦笑いを隠せなかった京セラドーム。その全てがペンライトの光で埋まり会場を震わす程のJUMPコールの中でみた9人の成長した姿。
 全てが凄かった。全てが美しかった。
 髙木くんは完璧でした。最高だ、と思えたMステよりも最高の髙木くんでした。アッシュに染め直されたふわふわの髪。可愛い前髪に緩く外はねカールのついた毛先。痩せてスレンダーになった長い手足を大きく振って笑う姿。時には年齢を重ねた大人っぽさと色気を存分に見せ付けてくれました。そして変わらない髙木くん本来の愛くるしさ。髙木くんの細部、性格や所作から滲み出る美しさ。アンコールでは色っぽくも可愛い姿を見せて、ファンとメンバーの提案を受けてのシュシュ姿を見せてくれました。
 今までみた髙木くんの、髙木雄也としての最高の姿がそこにありました。
 中継の時に感じた緊張と高揚はメンバーもファンも同じだったように思えます。最高に楽しくて、最高に幸せな空間が確かにあそこにはありました。

 2015年あっという間に駆け抜けた一年でした。今まで見たいと思っていても見れなかったHey!Say!JUMPの姿が、髙木雄也の姿がそこにはありました。そして年を跨ぎ2016年になったその瞬間にも彼らはそこに存在し、私は、私たちはそんな彼らと2016年を迎えました。
 これ程の喜びは、感動はありません。2016年のHey!Say!JUMPもきっと色々な姿を、色々な驚きを、色々な感動を与えてくれると言う確信があの空間には詰まっていました。最高の一年でした。そして最高の一年になるであろう瞬間でした。

 2016年もHey!Say!JUMPを薮くんを、伊野尾くんを、光くんを、圭人を、山田くんを、裕翔くんを、知念くんを、そして髙木くんを私はひたすら応援して見守って、追い掛けて行こうと思いました。そう、思わせてくれました。
 有り難うHey!Say!JUMP、そして今年も宜しくお願いします。心から、大好きです。


 4万5000個の光の洪水の中で、私は確かに彼らの8年の軌跡を見ました。
 辛かったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、嬉しかったこと。それら全てを糧にして光を見つめる9人の潤んで煌めいた、どこまでも澄んだ瞳を私は一生忘れません。